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zoom RSS 戦争で家族全員を失った―サヘル・ローズさん

<<   作成日時 : 2014/05/02 14:55   >>

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東京新聞4月28日の記事より。メモのために全文掲載しました。(若干編集しました)

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日本の平和 蜃気楼  「戦争での利益 誰かの命奪う」

   三原則撤廃衝撃 「9条誇り関心を」

戦争を語れる体験者は減り、若い人らは国の行方をトップ任せにしている。テレビのバラエティー番組などで活躍するイラン人女優のサヘル・ローズさんは、そんな日本の現状が気がかりだ。イラクとの戦争で、家族全員を失った。「国に関心を持ち、誇りを持ってほしい。よりどころになるのは憲法9条ではないか」。戦争を「人が目の前で死ぬ現実」として知る28歳は、そう訴える。 (安藤恭子)

  「憲法9条をノーベル平和賞にという推薦が受理される中で政府は武器を売ろうとしている。今の政治はアンバランス」。4月中旬、東京都内の大学で聞かれたイベントで、ローズさんは若い学生らに語りかけた。

 イラク国境に近い港町に生まれ、4歳の時の空爆で、両親と10人のきょうだいを失った。ローズさんも重傷。孤児院で3年間を過ごした後、戦場でけが人を捜すボランティアをしていた大学生のフローラさんに、養子として引き取られた。
  両親から養子を反対されたフローラさんは、日本の知人を頼ってローズさんと海を渡ったが、仕事がなかなか見つからず、2人で公園の土管に寝泊まりした時期も。ローズさんを支えたのは「生き残ったことには理由がある。自信を持ちなさい」と励ましてくれたフローラさんの言葉だった。

 女優への道を歩み出した今も、月1回のペースで、学生らへの講演や、児童養護施設の訪問を続けている。

私は戦争を伝えるため、生かされたから

 日本政府が武器輸出三原則の撤廃を決めたことは衝撃だった。

貧しい人に教育を受けさせず、武器を与えることが戦争の本質。戦争で誰かが利益を得れば、命を落とす人がいる

 家族を失った心の傷はいまも消えない。美しい花火が上がる8月は苦手だ。
「爆発音と振動が空爆を思い出させるから」。ジェットコースターの悲鳴は、逃げ惑う人々の声と重なり、がれきに押しつぶされた記憶を呼び覚ます。

  体験していない人には理解されにくいから、人に話さないという気持ちはよく分かる。でも、日本の戦争体験者が言えないまま高齢化していくことに、社会に発する警鐘が小さくなっていってしまうのではと懸念する。

  「今の日本の平和は、まるで蜃気楼(しんきろう)のよう。戦争を知らない若い世代が過去の戦争責任を負うのは難しいけれど、9条を守り、平和を守り続けることは世界への誠意になる。もうこれ以上、私のような思いをする子を増やさないで」


イラン・イラク戦争
石油輸出の要所ときれる国境のシャトルアラブ川の領有をめぐり、イラク軍が1980年9月、イスラム革命で混乱するイランを攻撃し、8年間に及ぶ全面戦争に発展した。両国は88年8月、国連安全保障理事会の決議を受け入れ停戦合意したが、両国の死者は数十万人とされる。イラクの経済的疲弊は、90年のクウェート侵攻の引き金となった。


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